ぐるり・富士山風景街道
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平成19年度 モデル地区(富士宮市・朝霧高原)での取り組み
1.国道139号の歩道完成セレモニーと連携した風景イベント

平成19年8月9日 写真1
 道の駅「朝霧高原」から国道139号の7.5kmの歩道整備完成を記念して、地域住民や地域の小中学生、朝霧地区道路景観ワークショップ会議メンバー、ウォーキング愛好者などによるセレモニーを行いました。
この事業は、観光振興だけでなく、地域からも安全に歩ける道がほしいという要望に応えて整備したもので、地元の住民も大喜びでした。
  当日は、国土交通省や富士宮市などの関係者をはじめ、セレモニー参加者によるテープカット式を行い、歩道完成を祝ってみんなで歩道を歩きました。

平成19年8月9日 新聞記事

朝霧風景塾(ウォーキング)
朝霧風景塾ウォーキング写真1

 ぐるり富士山風景街道の事務局(静岡側)を務めるNPO法人地域づくりサポートネットの企画により朝霧高原の開拓の歴史や牧場の現状を学び、風景を楽しむウォーキングツアー「朝霧風景塾」も開催しました。
ウォーキングでは地域の方々にガイドをしてもらい、朝霧高原の魅力を高めるものでした。
  また、地域の方のもてなしで、朝霧高原の自然が育んだ搾りたて牛乳と手づくりパンを堪能しました。

朝霧風景塾ウォーキング写真2
自然の中でおいしい牛乳は最高でした。
風景を楽しむためには「おいしい食」も重要な要素です。

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朝霧高原サイクル調査

 サイクリストにより自転車により朝霧高原の風景を楽しめるモデルコースをつくるため、自転車で調査を「モニターサイクリング」として行いました。この調査は「NPO法人スローライフ掛川」の協力を得て実施しました。
モニターサイクリングでは、風景を楽しめ絶景ポイントだけでなく、道路の安全性や舗装の状況、トイレの設置状況などを調べ、道路管理者などにも提言していくことを目的に実施しました。
真夏ではありますが、涼しい朝霧高原の風を受けて、爽快に走りました。

朝霧高原サイクル調査 写真1

 道の駅「朝霧高原」を出発し、田貫湖で折り返すコース約20kmを走りました。
自転車は、車では味わうことができない様々な風景が肌で感じることができ、サイクリングが楽しめるオススメのコースができるともぐるり・富士山風景街道の魅力を高めることになります。
走り終えた後、サイクリストからコースの特徴、問題点などを聞きました。
朝霧サイクリングコース調査マップ(PDF)

朝霧高原サイクル調査 写真2

 

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2.朝霧道路景観形成ワークショップ会議による取り組み
 平成19年度富士宮市朝霧高原地区をモデルに、国土交通省や静岡県、富士宮市の協力のもと、地域住民や市民、地域の事業者等によるワークショップ会議で具体的な活動を企画・実施しました。

ワークショップ会議写真1
■ワークショップでの検討
 朝霧道路景観形成ワークショップ会議では、2つのグループに分かれて具体的な活動の企画を検討しました。
看板・サイン部会 写真 (1) 看板・サイン部会
景観を阻害する不要な看板の撤去や集合看板化について検討してきました。まず撤去及び集合看板化を試行する前に「先進地の視察」を行いました。
拠点活用部会 写真 (2) 拠点活用部会
拠点活用部会では、活用する拠点として道の駅「朝霧高原」を拠点とし、どのようなことができるか今までの実験・検討成果をもとに、ウォーキングとみち下りサイクリングのモデルコースづくりの企画・検討作業を行いました。


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■拠点活用部会の成果
(1)朝霧モニターウォーキング
朝霧モニターウォーキング 写真1

 ウォーキングのモデルコースをつくるため、マップや資料に記載されている情報をはじめ、道の安全性、絶景ポイント、状況などをチェックする「朝霧モニターウォーキング」を実施しました。
当日は、道の駅「朝霧高原」を起点として出発し、雨上がりの天候にも恵まれ雪化粧をした美しい富士山がくっきりと見える絶好のウォーキング日和でした。

モニターウォーキングのマップ
ワークショップメンバーで地元の方に、地区の風景を守るための取り組みや現状を話していただきました。
朝霧高原らしい放牧の風景や360度牧草地帯の大パノラマなど魅力的な風景とそれを守る地域の方の努力、その風景を支えるために行うべき酪農の振興策などすべきことは多岐にわたっていることを知りました。
このモニターウォーキングを通じて、さまざまな改善すべきことが指摘されました。
  • 車優先の道で歩道のない所が多く、国道の横断が危険である。など歩行者の安全性に関する配慮。
  • 公共トイレも少なく、民間施設の協力が不可欠である。
  • できたばかりの国道139号の歩道には、ドライバーが投げ捨てたと思われるゴミも目立つ。
  • 標識・サイン類も歩く人にうまく伝わる内容や設置位置ではないなど多く見つかりました。

朝霧モニターウォーキング 写真2
乳牛だけでなく、羊なども放牧されており、朝霧高原は
日本であることを忘れてしまいそうな風景。
朝霧モニターウォーキング 写真3

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(2)朝霧みち下りモデルサイクリング

朝霧みち下りモデルサイクリング 写真1▲自転車には走りにくい
国道139号の歩道もあった。
朝霧みち下りモデルサイクリング 写真2

マップには、各ポイントでの地域の歴史などの説明や道に関する注意事項、コース上の情報(トイレ、絶景ポイント、登り坂)などが記載されています。
コース設定にあたっては、8月に行ったサイクリング調査の情報をもとに、朝霧高原の魅力を満喫でき、かつ、車とはできる限り分離できるよう配慮した。

 道の駅をサイクリングが楽しめる拠点としていくための試みを行いました。朝霧みち下りモデルサイクリングは、自転車のモデルコースをつくるため、マップや資料に記載されている情報をはじめ、道の安全性、絶景ポイント、状況などをチェックする「朝霧モニターウォーキング」を実施しました。みち下り命名した経緯は、朝霧高原は南に向かってずっと緩やかな傾斜であり、自転車の専門家でなくても誰でも、気軽に参加できるような仕組みにするためには、“下り”のみでやれないかという発想でした。川に“川下り”があるなら“道下り”があっても・・・というワークショップからの意見で実施したものです。

当日は、道の駅「朝霧高原」を起点として出発し、天候にも恵まれ雪化粧をした美しい富士山がくっきりと見える絶好のサイクリング日和でした。
朝霧みち下りモデルサイクリング マップ

  • 牧場・山・森・川(滝)・湖・集落など変化があって楽しい。
  • 国道139号の横断箇所が危険。
  • 自転車や人が出発地点に戻る方法が課題。

朝霧みち下りモデルサイクリング 写真3

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