ぐるり・富士山風景街道
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平成19年度 モデル地区(富士宮市・朝霧高原)での取り組み
2.朝霧道路景観形成ワークショップ会議による取り組み
看板サイン部会の成果

(1)先進地の視察

● 伊那市・花街道サインシステム(国道361号自己広告物のデザイン等のガイドライン)
伊那市が「花街道サインシステム」として屋外広告物のルール・ガイドラインをつくり、景観形成に取り組んでいる状況を視察しました。また、地元住民が独自の規制ルール「景観協定」をつくっている地区を視察しました。

伊那市-花街道サインシステム写真

<背 景>
  • 平成18年2月に権兵衛トンネルが開通したことにより国道361号の交通量の増加が見込まれ、沿道の開発が進み、事業者の大型広告物の設置や看板の乱立などの事態が予想された。
  • 長野県は伊那市街地から木曽の国道19号まで、沿道100mの範囲を屋外広告物条例による屋外広告物禁止地域に指定した。しかし、適用除外となる自己用広告物は面積の制約はあるもののデザインは掲出者に任されるため、沿道景観への影響が懸念された。
  • 国道361号の沿道景観をよりよい状態で保全し、地域の特性を生かした独自の風景を創造していくために、屋外広告物条例による広告物規制とあわせて、規制の適用除外となる自己用広告物のデザインの統一や設置に関する基準を定めることが必要と考え、上伊那地域景観推進会議では地域の理解を得ながらガイドラインを策定(H17年2月)していった。
  • また、ベースとなるデザイン提案を一般に公募し、作成委員会を設け内容の検討を行った。

国道361号権兵衛トンネルの視察 写真

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●木曽広域連合(木曽広域公共サインシステム整備)
  観光客などの来訪者は行政界を意識することなく移動するため、自治体を越えて連続性のある情報提供することが望ましく、木曽広域連合国道19号及び沿線地域では、広域圏で統一的に行うべき事業として「木曽広域公共サインシステム整備」として実施されました。

 

<概 要>

  • 年間600万人が訪れる木曽地域は、美しい景観と中山道を中心とした歴史資源に恵まれた地域である一方、道程が分かりにくいという短所ももっていた。
  • 林立する野立て看板が森林景観を阻害していることを問題視するなか、平成7年度より調査、計画され、平成9年度より実施にうつされた。
  • このサイン整備事業は、観光資源や施設に「来訪者を円滑に誘導」することを主目的にしている一方、サインが「沿道景観の浄化と地域イメージの形成」に寄与することを目指している。
  • 観光客の来訪が行政界を意識することがないので、自治体を超えて連続性のある情報を提供するため、広域圏で統一されている。

木曾広域公共サインシステム 写真

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(2)不要な看板の撤去
不要な看板の撤去 写真1

 富士宮市朝霧高原地区において、景観を阻害する看板を減らすために、「景観向上看板撤去作戦」と称して、老朽化などで美観を損なっている広告物の撤去を官民一体で実施しました。
今回は、民間の看板や県・市の看板を7基取り外すことになっており、3月11日は3基を外しました。この取り組みは、住民・NPO・行政が不要な看板・広告物をチェックし、その中から設置者の協力が得られたものを撤去するもので、できるところからはじめてみようという活動です。行政がまず率先して手本を示そうと、行政の設置した広告物も対象としました。
当日は、富士宮市や住民、ぐるり富士山風景街道アクションネットワークのメンバーのほか、地元の鉄骨業者の方もボランティアで参加し、大きな広告物の支柱を切断するなど、官民あげての取り組みが始まりました。

不要な看板の撤去 写真2

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走りやすさマップが完成
 富士山をぐるりと囲む国が発行する道路マップ・・ありそうで、実はなかったのです。
 今回の「ぐるり」の活動のなかで関東地方整備局の山梨県と中部地方整備局の静岡県が連携して道路の走りやすさマップを完成させました。

走りやすさマップ

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